<心機能低下はどこまでも続くのかも知れない!>

2022/6/27の梅澤さんとの試合の後、『この問題は簡単には解決できない。もしかすると心機能低下はどこまでも続くのかも知れない』と思った。『原因は右手のひらにある傷のため小指の内側の爪の下から出て腕の外側を上がる心経と呼ばれる経絡に気が流れていないためだ。この傷は縫ってあるので気が流れるようにはならないだろう』と思った。そして、『方法があるとすれば、詰碁しかない』という結論に達した。その日は、丸善の卓球場に行く前に高段者レベルの詰碁を130問連続で正解していたので、さらに70問連続で正解してみたが、篠塚大登の3球目攻撃のスピードは遅くはならなかった。しかし、動体視力は上がらなくても、学習能力が上がることが分かっていたので、この日以降、高段者レベルの詰碁を毎日200問連続で正解してみることにした。

右手の心経は治療をすると数日で気が流れるようになったが、動体視力の低下は止まらなかった。そして、左手の心経に本質的な問題があることに気がついた。小指からは心経の他に小腸経も出ているので、腕の外側には心経と小腸経が隣り合って流れている。僕の下腕は左側の心経と小腸経が流れるところだけ一直線に毛むくじゃらになっている。その部分の筋肉が2歳の時の肺炎のため骨化しているためだ。この部分は、皮膚に気が流れても筋肉には気が流れない。

7月に入ると動体視力は思いきり低下していた。日本のトップレベルの卓球選手のドライブより少し速めにボールを設定した卓球マシーンから、エンドラインから5cmくらいのところに飛び出すボールを打とうとしたら、3回空振りしてしまった。学習能力や学習したことの応用力は上がっているはずなので、続けて打ってみると、4球目から当たるようにはなった。そして、翌日には最初から前に飛ぶようになり、5分も続けると反対側の卓球台に入るようになった。『学習能力が向上するということはこういうことなのだ』と気がついた瞬間だった。

前回、1球目をフォアサイドネット際に打ってきたので、思い切りラケットを振ったら空振りしてしまった。同じようなサーブを卓球マシーンで設定して研究すると、動体視力がサーブの変化に対して十分でないと、脳が錯覚を起こすことに気がついた。この現象に対しても、練習を繰り返して学習能力の向上による効果を試してみると、学習能力が低かった卓球マシーンを購入した頃とは違い3日ぐらいで打てるようになった。それで、『動体視力が足りない分は練習でなんとかなるのかも知れない』と思った。

頭も少し良くなってきているので、梅澤さんが考えていることも推定できるようになっていた。そして、梅澤さんの最も強力な武器は、バックの打ちやすそうなところにくるドライブが効いた高めのボールであることにも気がついた。僕のように卓球台から30センチぐらいのところに立っていて、この打ちやすそうなボールを強打すると、ボールが左側に切れて入らないことが多いのだ。左側に切れなくても、高く跳ね上がるボールに押されながらスマッシュすると、威力が半減するので簡単に返されてしまう。それで、これもライジングをバックハンドでスマッシュする練習をしておいた。

そして、試合の前日の夜、梅澤さんはサーブはフォア前に打って来ないことに気がついた。前回の試合のときから僕は卓球台の中央に立っている。梅澤さんは、僕がバック側に立っていることを想定して、最初にフォア側ぎりぎりの速いロングサーブを打つ予定だったが、僕が中央に立っていたので短いサーブに切り替えたことに気がついたのだ。今回は中央に立っていることを知っているのだから、バック側のサイドラインのネットよりのところを通る速めのサーブを練習しておいて打ってくるに違いないと思った。<続く>

2022/7/11